2016/11/10

Visual Studio 2015 Communityで貼り付けのショートカットキーがShift + Insになっていて困った話

どうも✋

今日はVisual Studioの「貼り付け」のショートカットキーをデフォルトのShift + Insから伝統的なCtrl + Vに変更しようというお話です。

ここのところずっとIDEはNetBeansを使っているのでVisual Studioを使うことはめっきりなくなったんですが, ちょっとした事情から久しぶりにVisual Studioを使いました。
以前にVisual Studioを使ったのはVS 2010だったので実に久しぶりのVisual Studioです。
ところがコードをコピーしてペーストしようとCtrl + Vを押しても反応がない。
反応がないので「編集」メニューから「貼り付け」を見てみると, ショートカットキーがおなじみのCtrl + Vではなく「Shift + Ins」に…

うーん。ÓㅅÒ)…

Shift + Insが良いという人もいるんでしょうが, どうも私にはCtrl + Vの方が操作性が良いと思うんですよ。Shiftは良いとしてもIns(Insert)キーってノートPCなら上の方の小さなキー、フルサイズのキーボードならF12キーの右下じゃないですか。操作性あまり良くないよ…
ということで貼り付けのショートカットキーをCtrl + Vに変更しよう、というお話です。
ググってもこの類の話を見つけられなかったので, まとめることにしました。

手順:



① 「ツール」から「カスタマイズ」を選択



② 出てきたウィンドウ下部にある「キーボード」をクリック



③ 「以下の文字列を含むコマンドを表示」に「貼り付け」と入力し,



④ 「編集.貼り付け」を選択



⑤ 「ショートカットキー」の入力にカーソルを合わせ, Ctrl + Vを押す



⑥ 「割り当て」をクリック



⑦ 以上で操作は完了なので「OK」をクリックして閉じて構いませんが, Shift + Insは使わないので「選択したコマンドへのショートカット」から「Shift+Ins(全体)」を選んで削除しても良いでしょう(私は削除しました)



これで貼り付けがCtrl + Vで行えるようになりました。

他のPCでVisual Studio 2015を開いても貼り付けのショートカットキーはShift + Insになっていたのでデフォルトの設定なのかもしれませんが, Ctrlキーに小指を置いたままコピー, カット, ペーストができるのがこのショートカットキーの魅力な気がしているので, 「Shift + Ins」の魅力は何なのかなぁと思ってしまいます。

2016/09/25

Mac版Adobe Acrobat Reader DCの読み上げ機能を無効化した話

どうも✋
Adobe Acrobat Reader DCには読み上げ機能が実装されています。この機能を必要とするユーザーにとっては大変便利なものであると思います。
しかしこの読み上げ機能, PDFファイルを開く度に読み上げの準備をしている旨のウィンドウが出てきて煩わしい上にその間の動作が非常に重くなります。しかも無効化できるのかと思いきや無効化できない。ありがたいことにこの機能を必要としないユーザーにとってはちょっと迷惑にも感じてしまいます。

以下のAdobeの公式フォーラムでは「読み上げ準備時間を短縮する方法」が紹介されています。

【Mac】起動時の読み上げ準備の解除方法 |Adobe Community

これを試すと確かにかなり早くなります。特にこれで問題はないくらいにはなりました。
また, 自己責任でということですが, この読み上げ機能を提供するプラグインを無効化してしまおうという方法もありました。

Acrobat読み上げ停止 - ejwt.net

私の環境が良くないのか, それとも更に仕様変更がなされたのかは定かではありませんが, 私がこの方法を試した結果, 以下のようなウィンドウが出てきて「OK」を押してもウィンドウは消えないばかりか次々と同様のウィンドウが表示される始末。
さすがにちょっと困るわけです。
そこで試行錯誤をした結果, 解決策を見出すことができました。
手順は以下の通り。

① ターミナルを起動して
cd /Applications/Adobe\ Acrobat\ Reader\ DC.app/Contents/Plugins/
を入力して[Enter]

② "Accessibility.acroplugin"というフォルダを"Accessibility.acroplugin.bak"等にリネームする。この際, 管理者権限をお忘れなく。
sudo mv Accessibility.acroplugin Accessibility.acroplugin.bak

全ての環境で動作する保証はありませんが, 少なくとも私の場合は問題なく読み上げ機能を無効化することができました。

2016/09/19

Windows 10 Anniversary Update後にサインインしたら画面が真っ黒で困った話

どうも✋
今日も困った話です。
Windows 10 Anniversary Updateが8月配信開始になりましたね。Windowsでbashが使えるようになるって騒がれてたあれです。やろうやろうと思ってなかなかアップデートとしてなかったんですが, 一昨日ついにアップデートしました。

したんですが, サインイン後に黒い画面にカーソルが表示されるだけになり, ネットで探した情報に書かれていることを試しても何も解決しなくて苦労したので, ここに記しておきます。

結論

Windowsの今ひとつなフォントレンダリングをマシにするgdippが悪さをしていました。gdippをアンインストールすれば解決です。

経過

① ログインをすると…



② ようこそまでは出るが…



③ 画面は真っ暗(実はExplorer.exeが起動してないだけ)



④ Ctrl+Alt+Deleteを押してタスクマネージャーを起動



⑤ 起動しました



⑥ 「サービス」タブから「gdipp_svc_32」と[gdipp_svc_64」を停止



⑦ 「ファイル」メニューから「新しいタスクの実行」を選んで


⑧ explorer.exeを入力してEnter



⑨ 無事起動しました



⑩ おかしくなっていたアス比も元通り


gdippをアンインストールします。
⑪ Windowsキー+Xで「プログラムと機能」を選択



⑫ gdippをアンインストール



⑬ 「はい」を押して完了



以上の手順でgdippをアンインストールできます。
この後gdippを再インストールしたのですが, 結局また同じ現象が起きてしまったためWindows 10の新しいビルドではgdippを使ってWindows全体のフォントレンダリングを改善することは難しくなってしまったようです。
gdippをアンインストールしたままでも良いんですが, Windows本体はともかく, サードパーティー製のアプリケーションでは汚いMS UI Gothicが使われていたりして我慢ができないのでgdippの適用例外設定にexplorer.exeを指定して現在も使用していますが, Yu Gothic UIを使っていてもやっぱりDirectWriteのフォントレンダリングでは物足りなさを感じますね。なんか良い方法はないんでしょうか。

とか言っていたらどうやら今年の9月始めにMacTypeが数年ぶりのアップデートを配信したらしいのでちょっと試してみようかな。

2016/09/09

Office 2016 for MacでNormal.dotmの場所を見つけるのに苦労した話

どうも。今回はちょっとだけ。
Office 2016 for Macで文書を新規作成すると, 文字サイズが10.5じゃなくて12になってるんです。
まぁその都度直せば良いんですが, 地味に面倒なのでNormal.dotmを編集しようと思い立ちました。
Normal.dotmの場所を探すのに苦労したので, 以下にパスを記しておきます。


/Users/[YourUserName]/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office/User Content.localized/Templates.localized/Normal.dotm


日本語環境だとひょっとすると

/Users/[YourUserName]/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office/ユーザー コンテンツ/テンプレート/Normal.dotm

かもしれません。

2016/04/05

Word 2016 for Windowsの段落記号が変だった話

どうも
私のメインOSはMacなのですが, Windowsも必要になることがあるのでVirtualBox上でWindows 10を使用しています。
そのWindowsに入れたWord 2016の段落記号が, 折れ曲がった灰色い矢印ではなく「¶」という表示に変わってしまっていた問題がありました。

こんな感じ。オレンジ色の枠で囲んだ部分が今までの見慣れた灰色の折れ曲がった矢印じゃない。

Microsoftコミュニティーのページに解決策が書かれていたのでそれを試した結果解決することができました。言語設定を日本語に設定すれば良いみたいです。まぁ今回は上記リンクに書かれたことの実践記録という感じで書いてます。

① 「すべてのアプリ」から

② 「Office 2016 言語設定」を選択

③ 「編集言語の選択」で「日本語」を選択し, 「既定に設定」をクリック後OKをクリック

④ 見慣れた折れ曲がった矢印になりました。


参考にしたサイト

2016/02/28

MacでWindowsファイル共有ができなかった話

どうも。私のメインマシンはMacですが, Windowsも時々使用しますのでMacとWindowsでファイル共有ができるととても便利です。
もちろんMacにもWindowsとファイル共有をするための設定があります。ご存知ない方は以下のリンクを見てもらえれば良いと思います。

Mac - Windowsとファイルを共有する方法 - PC設定のカルマ

で, どういうわけか上記リンクページの一番下の画像にある"aruma"という文字の横のチェックボックスにチェックマークが入れられないという問題にぶちあたりました。普通は
こうなっているはずのチェックボックスが↑
こうなってて押せないんです。↑

この問題をAppleのサポートにチャットで問い合わせ, 途中からエンジニアの方と電話で話すこと1時間。。。 解決しました。

「MacへのログインパスワードにiCloudのパスワードを使用する設定にしているとWindowsファイル共有のチェックボックスにチェックが入れられなくなる問題がある」とのことでした(バグなのか仕様なのかは不明ですが)。

ログインパスワードをiCloudのパスワードではなく別のパスワードに設定する方法は下記のwebサイトをご覧ください。

ログイン時に iCloud パスワードではなく Mac ユーザーのパスワード利用に切り替える方法 - Mac・iPhone・iPad を使い倒したい

ご覧の通り, ちゃんとチェックボックスにチェックを入れられました。

チェックボックスに無事チェックは入れられたものの, その後もWindowsからMacの共有フォルダにアクセスすることができず四苦八苦していましたが, その原因はウイルスセキュリティーソフトのファイヤーウォールによるものでした。Windows PC上にMacの名前は見えるのにファイルにアクセスできないという方は, ウイルスセキュリティーソフトのファイヤーウォール設定を確認してみてください。

2016/02/27

ESET Cyber Security v6.0で困った話(VirtualBox編)

私はWindows/Mac/Androidの各OSのウイルスセキュリティーソフトはESETを愛用しています。
Windows版のESET Smart Securityでは起こらなかった問題ですが, Mac版のESET Cyber Security Proで以下の2点の問題が起こりました。

  • Yahoo!トップページやニコニコ動画, T-SITE等一部のWebページが表示されない
  • VirtualBox上で動かしているWindows10 Proが, NATを使用するとインターネットに接続できない(ブリッジアダプターでは接続可)

この記事ではVirtualBoxでインターネット接続できない件について扱います。Yahoo!トップページ等のWebページが表示されない話はこちらへどうぞ。

私はMacBook Pro上のVirtualBoxでWindows10 Proを動かしているのですが, 今月あたりからVirtualBoxのNATを使用してインターネットに接続することができなくなってしまいました。ブリッジ接続では使用できるのですが, スマホでテザリングしてMacをネットにつなげた場合にブリッジ接続ではDHCPでIPアドレスを取得してくれませんし, 手動で設定してもうまく繋がらないのでNATを使用してインターネット接続できないと困ります。

解決策は簡単で, 「ESET Cyber Security v6.0で困った話(ブラウザ編)」と同じようにスキャン対象からVirtualBoxを外してあげればOKです。ESETについてはVirtualBox上のWindows10にも入れてありますので除外設定をしてもWindows側でスキャンしてくれると思います。

■解決策

ESET Cyber Security Proの設定から, VirtualBoxをスキャン対象から外す。

■方法

① 画面上部のメニューバーにあうESETのアイコンをクリックし, 「詳細設定」をクリック

② 「全般」をクリック

③ スキャナオプションの「設定」をクリック

④ 「Webとメール」の「除外を表示:」で「アプリケーション」を選択

⑤ 「追加…」をクリックして"/Macintosh HD/Applications/VirtualBox.app"を選択して「OK」

⑥ "/Macintosh HD/Applications/VirtualBox.app"が追加されたことを確認して「OK」


ESET Cyber Security v6.0で困った話(ブラウザ編)

久しぶりの更新です。またMacで困った話です。
私はWindows/Mac/Androidの各OSのウイルスセキュリティーソフトはESETを愛用しています。
Windows版のESET Smart Securityでは起こらなかった問題ですが, Mac版のESET Cyber Security Proで以下の2点の問題が起こりました。
  • Yahoo!トップページやニコニコ動画, T-SITE等一部のWebページが表示されない
  • VirtualBox上で動かしているWindows10 Proが, NATを使用するとインターネットに接続できない(ブリッジアダプターでは接続可)
この記事ではYahoo!トップページ等のWebページが表示されない件について扱います。VirtualBoxでインターネット接続できない話はこちらへどうぞ。

さっそく本題に入ります。百聞は一見に如かずなのでまず以下の動画をご覧ください。動画中ではニコニコチャンネルのアニメトップページから「うたわれるもの」のチャンネルページを開こうとしています。


画面が真っ白になるばかりでなかなかページを表示できません。この問題をESETのカスタマーサポートに問い合わせたところ, 以下の方法で解決することができました。

■解決策

ESET Cyber Security Proの設定から, Chrome等自分が使用しているブラウザをスキャン対象から外す。

■方法

① 画面上部のメニューバーにあうESETのアイコンをクリックし, 「詳細設定」をクリック

② 「全般」をクリック

③ スキャナオプションの「設定」をクリック

④ 「Webとメール」の「除外を表示:」で「アプリケーション」を選択

⑤ 「追加…」をクリックして"/Macintosh HD/Applications/Google Chrome.app"等のブラウザを選択して「OK」

⑥ "/Macintosh HD/Applications/Google Chrome.app"が追加されたことを確認して「OK」

この設定により, 指定したブラウザからの通信が「Webアクセス保護」による保護対象から外れますが, ESETカスタマーサポートの方によると, 「リアルタイムファイルシステム保護機能にて検査が実施されますのでご安心ください。」とのことでした。